都市未来研究会 IN NISEKO

ニセコ大学×都市未来研究会 IN NISEKO 9/4(土)講座の案内

開催日: 2021.9.4(土) 13:00〜 場所:ZOOMにて参加費用:無料

ニセコ大学x都市未来研究会9月4日(土)の案内
13:00 – 17:00
テーマ:気候変動×熟義
今回から以下のZOOMアドレスから参加できます
https://us02web.zoom.us/j/88339596642?pwd=Q0Rmc1NIUVJOMUtiazlIeEVNRjR3UT09
ミーティングID: 883 3959 6642
パスコード: 323584
petrixから申し込まれると今後の案内などが送られます。
http://ptix.at/3ME59X

キーノート
13:15~14:00 『気候市民会議さっぽろ2020、熟義でもたらされたもの』
三上直之さん(北海道大学高等教育推進機構准教授)

コミッティの活動

14:00~14:45 どのように「気候市民会議さっぽろ」を企画・運営したのか?
佐竹輝洋さん(札幌市環境局環境計画課)×田中信一郎さん

14:45~15:30 ニセコ町におけるパターンランゲージについて
連勇太朗さん×土谷貞雄さん×青木弘司さん×海法圭さん×山雄和真さん×林憲吾さん×須崎文代さん×依田真美さん

15:30~16:15 PCM素材について(ムーンショット型研究開発から)
能村貴宏さん(北大工学研究院准教授)×高内章さん

16:15~17:00 ニセココーナー:青空自主保育ぽんぽろ
中江綾さん(×須崎さん×林憲吾さん)

講演内容

キーノート
13:15~14:00 『気候市民会議さっぽろ2020、熟義でもたらされたもの』

三上直之さん(北海道大学高等教育推進機構准教授)

昨年秋、政府が2050年温室効果ガス排出実質ゼロの目標を宣言したことを受けて、日本でも「脱炭素社会」に向けた動きが各方面で加速しています。ひと足先にカーボンニュートラルの目標を掲げて動き出している欧州では、この劇的な転換をどのように進めるかを社会全体で議論しようとする試みが広がっています。
中でも注目されるのは、一般からくじ引きで選ばれた市民が集まって対策を話し合い、国や自治体の政策に生かす「気候市民会議」と呼ばれる取り組みです。
私たちの研究グループでは、昨年11月から12月にかけて、この気候市民会議を、全国に先駆けて札幌市などと共同で試行しました。この「気候市民会議さっぽろ2020」で何が話し合われ、脱炭素社会に向けた転換の道筋をめぐって何が見えてきたのかについて、お話しします。近年では、こうしたくじ引き式の市民会議が、世界各地で、気候変動に限らずさまざまな課題をめぐって行われるようになっています。その背景にある「民主主義のイノベーション」というトレンドについても、合わせてご紹介します。

コミュニティーの活動
14:00~14:45
どのように「気候市民会議さっぽろ」を企画・運営したのか?
佐竹輝洋さん(札幌市環境局環境計画課)×田中信一郎さん
※コミッティ都市計画チームの報告

「気候市民会議さっぽろ」は、札幌市全体の縮図となるよう一般から無作為抽出で選ばれた、10代から70代の参加者20人が、「札幌は、脱炭素社会への転換をどのように実現すべきか」をテーマとして、2020年11月~12月の4回にわたりオンラインで議論しました。各回の会議で参加者は、関連分野の専門家や札幌市の担当者など計11人の参考人の情報提供を受けた後、グループに分かれてディスカッションし、8つの主要な問いを対象として投票を行い、意見をとりまとめました。
札幌市は、基本構想の段階で札幌市の施策にも活用しうる気候市民会議のあり方について助言をするとともに、企画が具体化してからは、住民基本台帳を用いた候補者の抽出と案内状の発送、4回の会議における情報提供レクチャーや質疑への対応とそのための資料準備などの面で協力をしました。
そこで、この会議に札幌市の担当者として関わった佐竹さんから、経緯、狙い、準備・舞台裏の状況、開催後の行政や関係機関の反応などをお聞きします。

14:45~15:30
ニセコ町におけるパターンランゲージについて

連勇太朗さん×土谷貞雄さん×青木弘司さん×海法圭さん
×山雄和真さん×林憲吾さん×須崎文代さん×依田真美さん

建築チームはパターンランゲージの手法をつかってニセコの景観をどのように作れるかを考えてきました。自然や景観の読み方、また人と建築、自然との関係についてパターンランゲージの手法をつかって組み立てていこうと思います。今回は途中経過の報告と今後の活動の方向性を議論したいと思います。
特に今回は道に着目して、自然の地形から考えた水系でエリアを区切り、水系にそった道と、文化的につくった車の道路の周りについて議論したいと思います。
この道を考えることで、道からの風景の見え方を、樹木を利用して景観の整備も行う方法を考えています。

15:30~16:15 PCM素材について(ムーンショット型研究開発から)
能村貴宏さん(北大工学研究院准教授)×高内章さん

これまで一般的に低品位のエネルギーと決めつけられ、捨てられるままになっていた多くの熱。もし、捨てる熱を小さくするための工夫をしたり(Reduce)、様々な段階で捨てられている熱を捨てずにそのまま使ったり、何らかの手段で移動させて使ったり(Reuse)、ヒートポンプでエネルギーレベルを上げて使ったり(Recycle)することが可能になり「熱を捨てることが社会悪だという常識」が広がったなら、社会のエネルギー利用効率は信じられないほど向上するに違いありません。またさらに積極的に再生可能エネルギーで発電された電力を熱で貯蔵する技術も実用手前まで来ており、エネルギー利用の選択肢を広げる技術として期待を集めています。このセッションでは、こうした熱の利用に大きな力を発揮する新しい潜熱蓄熱材料(PCM)とその利用法を研究されている北海道大学の能村准教授に、開発中のPCMで可能になる様々なことだけでなく、熱利用の広がった社会のエネルギーエコシステムの可能性などについても話題提供して頂き、熱利用の大きな可能性を考えていきたいと思います。

16:15~17:00 ニセココーナー:青空自主保育ぽんぽろ
中江綾さん(×須崎文代さん×林憲吾さん)

「青空自主保育ぽんぽろ」は会員数が大人9名、子ども15名の団体です。子どもたちの個性を大切に、一人一人に寄り添いながら、野外での丁寧な見守り保育を行っています。自然の中で子どもたちが主体的に遊びを展開していくことで、子どもたちの非認知能力を高めることを目的としています。それぞれの違いを認め尊重し合いながら、親と子で成長していく「子育ち」の場です。
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活動内容:週2回
野外での子どもの預かりあい(野外保育)、季節の行事ごとの野外親子活動(ヨモギ団子づくり、シャボン玉アート、和紙の折り染め、うちわ作り、流しそうめん、草木染、薪割りなど)
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今回はニセコ町で「ぽんぽろ」をはじめられた中江さんに、ニセコ町における青空教育について、幼児教育についてお話を伺いたいと思っています。聞き手は建築史・民族学の研究者である須崎文代さん、アジアの都市・建築史の研究者の林憲吾さんです。

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当日の録画はこちらから:

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