都市未来研究会 IN NISEKO

告知

7/19(月) SDGs街区アイデア会議vol.4 「排水処理とビオトープについて」の案内と7/5の報告

開催日: 2021.7.19(月) 18:00〜19:30 場所: zoomにて参加費用:無料

7月19日は「第四工区 排水とビオトープ、さらに川の汚染」について考えます。
北大の水処理の研究者松井教授をゲストに迎えて議論したいと思います。
私たちの街区のほとんどは町の下水につなぎますが、第四工区の第二カシュンベツ川に面する一段低くなったエリアの建物は合併処理をした後、ビオトープを通って川へ放流します。
計画では現行法規の処理後20ppm以下になる住宅用としては通常のものを想定していますが、川で10倍に希釈されたとしても2ppmのインパクトを与えてしまいます。現在の川のBOPは3ppmという数値も計測されています。川としては決してきれいな水の状態とは言えませんが、ヤマメも生息、また川上の有島ではイトウの養殖も行われている川です。そこで私たちの計画ではビオトープをつくり、浄化のみならず、生態系の多様性を誘発する仕組みを考えているのですが、このニセコの冬の積雪でその機能がどのように保持できるのか、またそもそもビオトープの有効性はどのようなものであるか、試行錯誤しています。幸いにも第四工区はまだ当分先の計画ですので、じっくり時間をかけて最善の方法を検討したいとk検討したいと考えています。
(*少し補足と修正です。現在の合併処理装置は最大で20ppmの製品は、実際の運用上は通常の利用では3-4ppmと聞いています。ですのでインパクトは10倍に希釈されたとして0.3-0.4となります。しかしこうした数値も完成後計測しながら監視しないといけないでしょう。上記の2ppmのインパクトというのは最大でという意味です。さらに課題はこの川の上流で放出される古い住宅の昔の浄化槽からの排出です。3ppmという現状の汚染がそもそもこのニセコ の環境で異常だと考えざるをえません。再度計測をしたいと思っています。メーカーの表示に頼ることなく自分たちで計測、そしてなにより生活排水の中に化学物質をいれないことも大切でしょう。)

参加は今回もZOOMで行います。
ZOOMアドレスは以下より、参加は無料です。
7月19日月曜18時より、19時半まで
ZoomのURL:https://us02web.zoom.us/j/83783826617?pwd=MGZMRnlzcWVieHlQTkY0ZmFjY1ZZdz09

ミーティングID:837 8382 6617
パスコード:319276

*松井先生のプロフィール
北海道大学大学院工学研究院 環境創生工学部門 水代謝システム分野
北海道大学環境健康科学研究教育センター 兼務教員
北海道大学公共政策大学院 授業担当教員
略歴
1957.12 北海道にて誕生
1976.3 北海道釧路江南高等学校 卒業
1976.4 北海道大学教養部理類 入学
1980.3 北海道大学工学部衛生工学科 卒業
1980.4 北海道大学大学院工学研究科衛生工学専攻修士課程 入学
1982.3 同上 修了
1982.4 北海道大学大学院工学研究科衛生工学専攻博士後期課程 入学
1984.3 同上 中退
1984.4 北海道大学助手 (工学部衛生工学科)
1995.4 岐阜大学助教授 (工学部土木工学科)
1998.10 岐阜大学教授 (工学部土木工学科)
2005.5 北海道大学教授 (大学院工学研究科環境創生工学専攻) 現在に至る

学位
博士(工学)(北海道大学), 1992.

受賞
文部科学大臣表彰 科学技術賞, 2017.
日本水環境学会学術賞, 2014.
北海道大学研究総長賞, 2014.
第49回環境工学研究フォーラム論文賞, 2013.
第45回環境工学研究フォーラム優秀ポスター発表賞, 2008.
日本水環境学会論文賞, 2004.

7月5日の報告
7月5日のアイデア会議のテーマは、素材と色についてでした。色と素材は密接に関係しています。同じ色でも使う素材によって随分と印象は違います。多くのかたは木材を使って欲しいという意見です。しかしながら今回の建物では、気密、断熱性能の視点から、断熱ライン(外壁)はロックウールに骨材を含んだ塗り壁、塗装の仕様になっているため、断熱ライン以外の部分(たとえば玄関や自転車置き場、屋根付き駐車場、遊び場や、外部デッキや外部におく遊具や家具など)をできるかぎり木製の素材を使っていこうと思っています。さらにその木材についても構造材は北海道産、仕上げ材ではニセコ材を使える方法がないかも検討していきます。ここではすでに森の実証実験を始めている「トビムシ」と連携していきます。木材の塗装にも自然由来の塗装を検討しています。コロナ化において木材の値段が高騰していることもあり、ニセコ材を使うことができればと願っているのですが、現状のニセコの森からの木では建築の素材に使えるだけの大きさの木の調達は難しいのが現状です。そこで細い木でも張り合わせて一部の仕上げ材に使えないかの検討も始めます。木材の調達は、乾燥時間も含め時間も要するので、急がなければなりません。引き続き議論を重ねていきます。
色については北海道の色について北大の農学部の校舎、クラーク博士が建設した建物に象徴されているのではないかとの意見がありました。外壁は木製下見ばり、破風や窓枠に深みのある赤錆色を使っています。ニセコ 内でもヒラフでもよく見かける色の組み合わせです。他にも緑がニセコ の色として合うのではとの意見もありました。
赤、黒、緑、いくつかの色の組み合わせの絵を作っていますので、改めてみなさんと議論したいと思います。

7月5日の議事録
20210705 SDGs街区 アイディア会議 建築の色と素材について

7月5日の動画

アイデア会議一覧