都市未来研究会
IN NISEKO

photo by Sumiko Yamada
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Our Vision
「日本の都市の未来」をどう考えるか
今後の人口減少社会においてどのように都市を再編していくのか、社会・経済・環境の3つの要素をバランス良く保ち、持続可能な都市を作っていくにはどのようにしたら良いのかという問いに対して、私たちはこの研究会を立ち上げ、人口5000人の小さな町ニセコを舞台に、実践的な取り組みを試みようとしています。ニセコ町はこのプロジェクトを通して町の未来を構築していくためにフィールドを提供してくれることになっています。
キーワードは「マイクログリッドモジュール」です。小さな都市での検証を通して、大きな都市でも、他の地域にも適用する未来の都市のあり方を模索します。
まずはインフラにおいて自立分散型の適正なモジュールを考え、検証していくこと、同時にエネルギーや水、自動運転などの交通システムや道路網などのインフラの再編構想。地域コミュニティーのつくりかた、教育、医療、芸術といった社会面、文化面の強化と合意形成の仕組みづくり。環境面ではCO2削減や自然保護、人材育成、または農業や林業のためのバイオ技術についての研究。経済面では地域内で循環する小規模経済が世界市場と接続して新たな経済圏をつくる仕組みや、地域通貨などの研究も必要です。
このような地域における様々な課題に対して、具体的に、ニセコ町というフィールドを使って実践していこうと考えています。この実践には大学の研究者、および企業の研究者たちの参加が不可欠です。さらに都市計画家や建築家、デザイナーも重要です。そこでまずは数人の研究者発起人で構想を練り、2021年2月に研究会を正式に組成するべく準備を開始します。
さらには今後、様々な研究者や企業にも呼びかけをし、この研究会プラットフォームの構築をします。私たちからお声がけして出向くこともありますが、この試みに興味のあるみなさんからの参加表明も大歓迎です。ご興味のある方はご連絡くだされば事務局が説明に伺います。
以下、現在考えている分科会です。
- 人口予測などの定性分析チーム
- 地域通貨などの貨幣研究チーム
- エネルギー、生活インフラの研究チーム
- 交通システムなどの研究チーム
- 環境保全のための農業・林業および生物・バイオの研究チーム
- コミュニティー醸成のための研究チーム
- 都市の景観研究チーム
そのほかデザイナーや建築家との連携もつくっていきます。
みなさんとニセコでお会いできることを楽しみにしています。
2020年11月2日
都市未来研究会 発起人代表
土谷 貞雄(都市生活研究所所長)
村上 敦(一般社団法人クラブヴォーバン共同代表)
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私たちと一緒にここニセコ町でSDGsの実証実験を行ってくれる研究者・企業を募集しております。 都市の未来にコミットして持続可能な社会を実現しましょう。
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Founder
発起人代表
- 土谷 貞雄
(都市生活研究所所長) - 村上 敦
(一般社団法人クラブヴォーバン共同代表)
発起人
- 石山 洸
株式会社エクサウィザーズ 代表取締役社長
静岡大学客員教授、東京大学未来ビジョン研究センター客員准教授 - 櫻井 啓一郎
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 主任研究員(安全科学研究部門 社会とLCA研究グループ) - 高内 章
Vice President, Intelligence Evangelist, Strategic Business Insights, Inc.
神戸大学非常勤講師 - 田中 信一郎
千葉商科大学基盤教育機構准教授、博士(政治学) - 西村 勇哉
NPO法人ミラツク
国立研究開発法人理化学研究所未来戦略室 イノベーションデザイナー
大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任准教授 - 橋本 泰作
日本プラチナタウン開発株式会社 代表取締役
⾧崎大学大学院工学研究科 研究員 - 山﨑 満広
Mitsu Yamazaki LLC 代表
地域経済開発、都市デザイン、イノベーション戦略コンサルタント
Sponsorship
協賛
Special
Sponsor
スペシャルスポンサー
現在連携する大学・企業にも参加呼びかけの準備を進めています。
参加企業が確定でき次第、社名やロゴを掲載する予定です。
また、ご興味ある大学・企業の方々は是非お問いあわせください。